商品名 【食費が半分に!?】業務スーパーで叶える節約ごはん|安くておいしいレシピと使いこなし術
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食費が高いと感じたら、まず“買う場所”を変えてみる

毎日ごはんを作っていると、どれだけ頑張っても食費がかさんでしまう時期があります。とくに子どもが大きくなってきたり、お弁当が必要になったりすると、スーパーで買い物するたびにレジでため息をつきたくなることも。そんなときに助けてくれるのが、業務スーパーです。

大容量・激安というイメージだけが先行しがちですが、上手に使えば「安いだけ」ではなく「食費が無理なく月1〜2万円下がる」ほどの効果があります。ただ、量が多くて使い切れなかったり、冷凍庫がパンパンになったり、味に飽きたり…。失敗したという声も少なくありません。

そこでこの記事では、実際に家庭で使いやすかった食材の選び方から、冷凍保存のコツ、家族に好評だった節約レシピまで、無理なく続けられる方法をまとめて紹介します。


業務スーパーで買って後悔しない食材の選び方

安いだけで選ぶと失敗する理由

業務スーパーは1kg・2kg単位で売られているものが多く、とにかくコスパが良い。ただし、勢いで買ってしまうと冷凍庫のスペースが足りなくなったり、味に飽きたりして結局捨てることになりがちです。失敗しないコツは、「汎用性・保存のしやすさ・家族の好み」の3つで選ぶことです。

買ってよかったものの特徴

  • そのままでも使える、下処理済み食材(冷凍野菜、カット済み肉)

  • 和洋中どの料理にも使える万能系(鶏むね肉・ミックスチーズ・豆腐)

  • 冷凍庫で長く保存できるもの(冷凍うどん・パラパラ挽き肉)

  • 子どもも喜ぶ食材(チキンナゲット・ポテト・パンケーキ)

逆に失敗しやすいもの

  • 1kg超えの調味料(賞味期限内に使い切れない)

  • 好みが分かれる味付き肉(飽きやすい)

  • 調理しにくい大袋カット野菜(水っぽくなりやすい)


業務スーパー食材の上手な保存方法

大容量でも、買ってすぐに分けておけば困ることはほとんどありません。まとめ買いした日の15分を「仕込みの時間」と決めると、平日の自炊が圧倒的にラクになります。

冷蔵・冷凍保存の基本

食材 保存方法 日持ち目安
鶏むね肉・豚こま 1回分ごとにラップ+冷凍 約1か月
パラパラ挽き肉 そのまま冷凍可 約1か月
冷凍野菜 開封後はジッパー袋に移す 賞味期限まで可
ベーコン・ハム 1食ずつラップ → 冷凍 約3週間
食パン・パンケーキ 1枚ずつ冷凍保存 約2週間

冷凍する前に下味を付けておけば、そのまま焼くだけ・煮るだけで1品になるので、忙しいときほど助かります。


家族に好評だった業務スーパー節約レシピ

ここからは、実際に作って「安い・簡単・飽きない」と感じたレシピを紹介します。どれも1人前100〜200円以下で作れます。


① 鶏むね肉の塩こうじ焼き

材料(2〜3人分)

  • 鶏むね肉 1枚

  • 塩こうじ 大さじ2

  • 片栗粉 少々

鶏むね肉をそぎ切りにして塩こうじを揉み込み、10分置いたら片栗粉を薄くまぶして焼くだけ。冷めても柔らかいのでお弁当にも向いています。むね肉特有のパサパサ感も気にならなくなります。


② 冷凍揚げなすの甘辛炒め

材料

  • 冷凍揚げなす

  • 醤油・みりん・砂糖 各小さじ1

  • すりごま

フライパンで炒めて調味料を絡めるだけ。揚げ油を使わなくて済むので、油はねもなく後片付けも簡単です。作り置きしても味が染みて美味しく、うどんや素麺にのせても合います。


③ 冷凍うどんで簡単焼きうどん

材料

  • 冷凍うどん

  • 豚こま肉

  • 冷凍野菜ミックス or キャベツ

  • 醤油・ソース・だし粉

凍ったまま直接フライパンに入れて調理可能。冷凍うどん特有のコシがあるので、普通のうどんよりもちもちしていて子どもにも人気です。


④ 豚こまと豆苗のごま炒め

豆苗は業務スーパーだと大袋でも安く、2回水栽培できるのでコスパ抜群。豚こまと炒めて塩・こしょう・ごま油・しょうゆ少々で味を整えるだけ。ご飯にもよく合うし、お弁当のすき間にもぴったりの一品です。


⑤ ミートソースパスタ(業スーのトマト缶+冷凍ミンチ)

合挽き肉の代わりに鶏ひき肉を使えば、さらに安くヘルシーに仕上がります。玉ねぎ・トマト缶・ケチャップ・ウスターソースで煮込むだけ。たっぷり作って冷凍しておけば、ドリア・ラザニア・ミートパイにも使い回せます。

⑥ 鶏屋さんの冷凍つくねで照り焼き丼

業務スーパーの人気商品「冷凍つくね」は甘いタレがついていて、そのまま焼くだけでも十分美味しく食べられます。フライパンでこんがり焼き、醤油・みりん・砂糖を少し足してタレを絡めたら、ご飯にのせて温泉卵をのせて完成。忙しい日の昼ご飯や夫のお弁当にも使いやすい一品です。


⑦ さば味噌缶と豆腐の煮物

サバ缶と木綿豆腐を鍋に入れ、味噌缶の汁ごと温めるだけ。仕上げにネギや七味を加えるとより風味が引き立ちます。鯖缶は1缶100円台で、栄養価が高く日持ちするので常備しておくと安心。豆腐と合わせれば、安くて食べ応えのあるおかずになります。


⑧ 冷凍ブロッコリーと卵のマヨサラダ

冷凍ブロッコリーをレンジで温め、ゆで卵・マヨネーズ・塩こしょう・少しの砂糖で和えるだけの簡単サラダ。彩りも良く、お弁当のすき間や夕食の副菜にぴったり。冷凍野菜の水っぽさは、温めた後にしっかり水気を切るだけで解消できます。


⑨ 牛乳パック入りプリンミックスで簡単スイーツ

業務スーパーの「牛乳パックデザートシリーズ」のプリン液を温めた牛乳で混ぜ、また牛乳パックに戻して冷やすだけで、巨大なプリンが完成します。切り分けて生クリームやフルーツを添えると、子どものおやつに喜ばれるデザートになります。コスパもよく、材料費は1人あたり50円以下です。


⑩ 冷凍ポテトとチーズでハッシュドポテト風

業務スーパーの冷凍ポテトとミックスチーズをフライパンに広げ、そのままじっくり焼くだけ。外はカリッと中はチーズでとろっと仕上がります。朝ごはんにもおつまみにもなる万能メニューです。


食費を大幅に下げるコツは「買い方」よりも「使い方」

業務スーパーを使いこなすために大事なのは、安いから買うのではなく、その後の使い道や保存まで考えておくことです。無計画に買うと結局使わず捨てることになり、むしろ損してしまうこともあります。

毎回買うものを決めておく

鶏むね肉・冷凍うどん・トマト缶・ミックスベジタブルなど、毎回使い切れる食材だけを“定番リスト”化すると、買いすぎを防げます。特売品につられず、必要なものだけを買う習慣が自然と身に付きます。

冷凍庫に余裕を作っておくことが大切

冷凍庫がぎゅうぎゅうだと、新しく買ってきたものが入らなかったり、奥に押し込んで存在を忘れてしまうこともあります。冷凍庫は“満タンの7〜8割程度”が使いやすい状態です。余白があるからこそ、業務スーパー食材が活躍します。


食費を半分に近づける仕組みづくり

買い物の仕方だけでなく「どう使いきるか」「どう計画するか」まで考えると、無理なく食費が下がります。

1週間のざっくり献立を決める

細かい献立を全部決める必要はありません。

・肉の日×2

・魚の日×1

・麺の日×1

・鍋や丼の日×1

くらいの大まかな枠を決めておくと、買い物の量も無駄なく調整できます。

余った食材を別メニューに使い回す

鶏むね肉を買ったなら、照り焼き・南蛮漬け・スープ・サラダに使い回す。ミートソースならパスタ→ラザニア→ドリアに応用。1回分ずつ冷凍しておくことで、平日の夜ご飯の“あと一品問題”も解決します。


失敗例から学ぶ“やってはいけない節約”

  • 安いからと大量に買いすぎて賞味期限切れ

  • 子どもの口に合わず、使いきれないまま処分

  • 調味料を1kg買ってみたが、半年経っても減らない

  • 冷凍庫が埋まったまま、次の食材が入らない

節約のつもりが、使わない食材にお金とスペースを奪われるのは本末転倒。自分の家庭の食事スタイルや冷凍庫の容量に合った買い方を見つけることが、節約の第一歩になります。


業務スーパーは“節約”ではなく“暮らしを整える手段”

節約というと「我慢」「手間」「質素な食事」というイメージがつきものですが、本来は“無駄なお金を減らして、好きなことに使うための方法”です。業務スーパーを使いこなせるようになると、ご飯づくりの負担が減り、月の支出に余裕が生まれます。

浮いたお金を家族の外食や旅行、子どもの習い事や貯金に回せたら、それは立派な節約の成功です。無理しすぎず、気づいたときに少しずつ工夫していくことで、暮らしは自然と変わります。